モバイル アンドンシステム
製造工程で故障が起きたり、起こりそうな場合、現場の作業者は、持ち場を離れて作業を止めることなく、素早く簡単にアラーム信号を発信させることが可能でないとなりません。モバイル・アラーム・システムは、そのためにワークステーションに設置され、アンドンシステムとの簡単で有効なコミュニケーションを可能にします。たとえば、エラーメッセージをアンドンスクリーンに表示することが出来たり、オプションとして、当該のワークステーションへ直接フィードバックを出したりすることも出来ます。
ハイライト
- ワークステーションを離れる必要がないため、ワークプロセスの中断が減少
- 故障時に管理システムへ確実に伝達
- ユーザーと、簡潔で高性能なリアルタイムコミュニケーションを実現
- モバイル・アラーム・システムで、柔軟なワークステーション
アンドンシステムの統合は工業生産でプロセスを最適化する、すでに確立された手法です。しかしながら、押しボタンによる警告システムはケーブル接続であることが多く、製造プロセスをフレキシブルにし、ワークステーションを可動式にする必要がうまれると、コストの面でハードルがかなり高くなります。反対にワイヤレスコントロールを利用すれば、作業者はワークステーションを離れることなく、製造途中であらかじめ決められたアラームやエスカレーションプロセスを引き起こすことが出来ます。特に、可動式アッセンブリーステーションにおいては、送られたメッセージと、そのメッセージの発信源であるワークステーションをはっきりと割り当てられることは、大きな利点があります。エラー箇所を特定し素早く取り除くことが出来るのです。
通知を発したワークステーションへ直接フィードバックを送ることで、プロセスをさらに改良することも出来ます。ここでは、表示機能を備えた高性能アンドンシステムが故障通知に自動的に反応を示します。そして当該の作業者がこのフィードバックを受取ったことを確認します。